天然芝にこだわりの持つ糸井だが、本人が天然。可愛い
オリックスに残留を確約しなかったことが分かった糸井。31日にもFAを申請する 虎、絶対優勢! 阪神が獲得を目指すオリックス・糸井嘉男外野手(35)が、FA(フリーエージェント)宣言することが30日、分かった。オリックスが同日までに残留の確約を得られず。FA権の行使期間がスタートする31日にも、申請する。さらに糸井本人が天然芝にこだわりがあることも判明。甲子園を本拠地に持つ阪神には、追い風だ。
31日の申請スタートから、いよいよ幕を開けるFA戦線。オリックス・糸井に熱視線を送り続けてきた阪神にとって、絶対に負けられない戦いの火ぶたが落とされる。そして、さまざまな情報を合わせて浮かび上がる、ひとつの状況。それが、虎、絶対優勢-。まずは最初のハードルといえる「FA宣言」が、確実になった。
「(糸井)本人は他球団の話も聞きたいという考えがある。宣言することは覚悟している」
オリックス球団関係者が厳しい表情で説明した。9月から複数回にわたって交渉を続け、球団野手最高評価の3年12億円という破格の条件を提示したもよう。しかし態度を保留したままの本人から、この日までに残留の確約を得られなかった。この事実こそ、流出の可能性をも覚悟していることを物語っている。糸井は31日にもFAを宣言する方向だ。
オリックスは宣言残留を認めており今後も交渉を続けていくとはいえ、自分たちの陣地にあった交渉のボールを完全に失った格好。しかもFA宣言即、3年契約を軸に獲得へ正式に名乗りを上げる阪神にとって、強敵もいなくなった。
これまで糸井に興味を示してきた巨人が、獲得を見送る方向であることが分かった。現状、競りかける球団も見当たらず“確約を得られなかったオリックス”と一騎打ちの様相となった。
さらに追い風となるのが本拠地・甲子園だ。
「左膝に古傷をもつ糸井は、天然芝にこだわりをもっていると聞いている。京セラドームよりもほっともっとフィールド神戸の方が好きだ、という話をよくしている」
糸井の近しい関係者が明かした。昨年に左膝を負傷。今季は打率・306、17本塁打、70打点。53盗塁で日本球界史上最年長で盗塁王に輝くなど完全復活を証明したが、常に患部のことは気にかけていたという。
阪神は2012年オフにメジャーから福留を獲得したが、DeNAと争奪戦となった際も、体への負担が少ない天然芝の甲子園が本拠地であることを、交渉の席で強調。成功に結びつけた。糸井の天然芝への思いも、すでに入手済み。また球団関係者によると、糸井が移籍先の条件のひとつとして、優勝争いできるチームかどうかを挙げていることも把握。交渉する球団関係者もちろん、直接出馬を要請する予定の金本監督に、熱く口説いてもらうつもりだ。
阪神の球団幹部は、FA戦略について「宣言選手が公示されてから」と話すにとどめたが、調査段階で手応えは十分感じているはずだ。11月10日の公示を経て、交渉解禁日は「11・11」-。確かな追い風を背に、虎が“恋人”を引き寄せる。
2016.10.31 05:03
http://www.sanspo.com/baseball/news/20161031/tig16103105030001-s.html
阪神が4年20億で勝つっぽいな
怒りの撤退
優勝争いできるチームなのか…?